読書de涙活 第二弾 冬野夜空さんの作品をネットで検索しているときに、名作として
掲載されていた本作品。興味があったので読んでみました。
素直に良かった。読書にハマるきっかけとなった「記念作品」です。
★以下、ネタバレ注意!!
主人公の男の子が、電車の中で女の子に一目惚れするところから物語が始まります。
不思議なくらい簡単に惹かれあう二人。章の間に挿入される時間軸の違うお話。
ああ、永遠に叶わない恋 反対に進む世界 たった一瞬だけの共通の時間
せめて同じ世界や並行世界だったらよかったのに…。
生死を伴う話ではないけれど、二人の時間が逆に流れていることが物語を切なくさせる
演出となっており、読み応えアリ! 最後までお互いに逢いにゆくところが、とても誠実
で悲しいけれど、読み終えたあとは穏やかな気持ちになりました。
ヒロインはこの世界とは逆の時間なのに、結果を分かっていてもその通りに演技するその気
持ちを思うと涙がこみあげてくる作品でした。
評価:★★★★★★(最高評価★×7)
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