3.07.2022

ウクライナ問題を歴史から見てみる①

 ロシアのウクライナ侵攻から、はや12日目。

気になって気になって仕方なく、ニュースにかじり付く毎日です。

やはり国連の存在意義は無いな〜と思う今日このごろですが、武力侵攻を止める

べきだと思います。


歴史の勉強をしているので、復習としてロシアの歴史をおさらいしてみます。

中世の始まり、ゲルマン人の大移動が起こった頃のお話。

スカンジナヴィア半島やバルト海沿岸に住んでいたゲルマン人はノルマン人と呼ばれていました。別称はヴァイキング。一派はイギリスに侵入しました。

一方スラヴ人地域に侵入したノルマン人をルーシ(ルス)と呼びます。これがロシアの語源となりました。

ルス族のリューリックに率いられたノルマン人は、862年に商業都市国家を建国します。これが

ロシアの起源とされる「ノヴゴロド国」です。

リューリックの一族が9世紀後半に南下して、「キエフ公国(キエフ=ルーシ)」を建国しまし

た。現在のキエフの地です。

このキエフ公国のウラディミル1世が、ビザンツ帝国(東ローマ帝国)皇帝の妹と結婚して、

ギリシア正教に改宗したので、ロシアにギリシア正教(ロシア正教)が根付きました。


13世紀に入り、モンゴル帝国によって滅ぼされます。(タタールのくびき)


そのモンゴル人国家から自立したのが「モスクワ大公国」で1480年のことでした。

モスクワ大公国のイヴァン3世が、ビザンツ帝国(東ローマ帝国)最後の皇帝の姪と結婚したこ

とで、ビザンツ帝国(東ローマ帝国)の皇帝の称号と紋章を継承しました。

ニュースで出てくるプーチン大統領の後ろの旗に注目してください。「双頭の鷲」が描かれてい

ます。この紋章がビザンツ帝国から受け継がれており、東ヨーロッパでの権威でもあります。


イヴァン4世は、「雷帝」と呼ばれ、最盛期を迎えます。その後ロシア皇帝は代々「ツァーリ」

の称号を引き継ぎます。

イヴァン4世の下で、コサックの族長イェルマークがシベリアを探検し占領地を献上して領土を

拡大していきました。

1600年代に入り、貴族の全国会議でロシア皇帝に選ばれたミハイル・ロマノフがロマノフ朝を

創始して、近代に入っていきます・・・


現在に戻り、三回目の停戦協議が上手くいくといいですね!






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